熊本城ホール

文 化

くまもとのシンボル「熊本城」

くまもとのシンボル「熊本城」

「日本三名城」のひとつに数えられる熊本城。熊本藩初代藩主であり築城の名手として知られる加藤清正が、慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけて築いたとされる天下の名城です。
加藤家の改易後は、細川家の居城となりました。上に行くほど反り返った「武者返し」と呼ばれる独特の石垣や復元された絢爛豪華な本丸御殿など、見どころも多く、熊本市のシンボルとなっています。春の桜も見事で、多くの人が花を愛でに訪れます。2016年4月に起きた熊本地震では、天守閣や石垣、重要文化財建造物などの多くが被害を受けました。
2019年には天守閣の再建を、およそ20年をかけて城全体の再建を目指し、取り組みを進めています。現在は、本丸の中には入れませんが、二の丸広場や加藤神社などから今の様子を眺めることができます。今しか見られない熊本城の姿、復元されていく様子を多くの方に見ていただきたいです。

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水前寺成趣園

水前寺成趣園

桃山式の回遊庭園。寛永9年(1632年)、肥後細川初代藩主・細川忠利公が御茶屋を置いたところで、その後、三代目藩主網利公のときに庭園が完成し、中国・東晋時代の詩人陶淵明の詩「帰去来の辞(ききょらいのじ)」に因み、成趣園と名づけられました。東海道五十三次を模したといわれる庭園には、湖に見立てた池が配され、ゆるやかな起伏の築山とともに、庭園美を楽しめます。

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霊巌洞・五百羅漢(雲巌禅寺)

熊本市の西方、金峰山山麓にある洞窟、霊巌洞。うっそうと茂る樹木におおわれ、神秘的な霊場として知られる雲巌禅寺の裏山にあり、洞窟内には岩戸観音の名で知られる観音像が安置されています。晩年の5年間を熊本で過ごした宮本武蔵が、この洞窟にこもって兵法書「五輪書」を著したことは、あまりにも有名。
雲巌禅寺は、南北朝時代に日本に渡来した元の禅僧・東陵永よ(とうりょうえいよ)が建立したと伝えられる曹洞宗の寺。九州西国三十三観音第14番霊場としても知られています。岩戸観音の歴史は寺より古く、いい伝えによれば異国から観音像を運んでいるときに舟は転覆しましたが、観音像だけは板にのって流れ着き、霊巌洞に安置されたといいます。この岩戸観音を平安期の歌人・桧垣(ひがき)も参拝しています。

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島田美術館

熊本の武人文化に関する歴史資料や古美術品を収蔵している美術館。特に宮本武蔵ゆかりの武具・遺品、書画などを展示する常設展示が充実していることで知られています。
年数回、企画展も開催されます。緑に囲まれた静かな雰囲気で、ギャラリーとカフェが併設されています。

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